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    <title>デジカメと「もの」 - letters</title>
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    <published>2012-02-07T08:49:02Z</published>
    <updated>2012-02-07T10:14:34Z</updated>

    <summary>　一月ほど前にカメラを買った。 　これまで使っていたカメラはもうさすがに耐用年数...</summary>
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        <name>izumi_ishii</name>
        
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        <category term="日記・コラム" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
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        <![CDATA[<p>　一月ほど前にカメラを買った。</p>

<p>　これまで使っていたカメラはもうさすがに耐用年数に達している観があったし、些かかさ張るし、以前のアナログ・カメラのように手になじんだ愛着もさほど感じなかったこともあり（とてもよく働いてくれて大いに感謝はしているのだけど）、最近のデジカメの技術的進歩とデザインの先進性に、新製品を目にするたび「へえー！へえー！」とトリビア的に感心しながらしばらく前から「次の」カメラを物色していた。</p>

<p>　とくに一眼レフで、小型のタイプのもの（ミラーレス一眼など）に惹かれていた。ときどきアマゾンなどネットを見て機能性と値段などを比べたりもしていた。仕事でも使うけど、あまり高価なものは手が出ないし(ぼくはプロの写真家じゃないし）、趣味と実用を兼ねたもので、いいのないかな〜と。</p>

<p>　で結局は迷ったすえ、家電／カメラショップを何気にブラブラしていたときに、購入を想定していなかったあるカメラが目にとまり、衝動買いしてしまった。一眼レフではない。コンパクト・デジカメらしからぬシブい意匠と、ネットで見てただけでは伝わらないその材質感、そして一眼ではないけどファインダーが付いているところに、グッときてしまったのだ。要は「もの」としてのデザインが気に入ったわけ。<br />
　<br />
　どんなものでも「もの」との出会いとはそんなものなのかもしれない。しかも、これ、コンデジにしては安価な一眼レフくらい高価（ややこしい言い方！）だったけど、ショップの人が表示価格よりさらに少し「勉強」してくれもしたので......。</p>

<p><img alt="120207-1.jpg" src="http://www.cafe-nous.com/letters/images/120207-1.jpg" width="300" height="225" class="mt-image-right" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" />　そんでもって、最初に撮ったのがこれ。何でもない写真だけど、まあ記念すべきファースト・ショットということで。<br />
　手前はぼくのいま愛用しているエレキギター（フェンダーのストラトキャスター）で、買ったあとに貼ったシール『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』から主人公の名をとって「ジャック」と名付けた。<br />
　その後ろにあるのが、去年の初冬、やはり衝動買いしてしまったオベイションのアコースティック・ギター（中古）。もちろん（？）、「豆の木」とぼくは呼んでいる。買ったばかりのカメラを箱から出して、バッテリーの充電が終ってすぐに焦点の合わせ方も意識せずにシャッターをきったものだから、こっちのエレアコの方にピントがずれている（ジャックと豆の木の豆の木のほうに焦点がきている。家の近くに「豆の木」という不思議な名の旨いラーメン屋さんがあるけど、それはまた別の話）。</p>

<p><img alt="120207-2.jpg" src="http://www.cafe-nous.com/letters/images/120207-2.jpg" width="300" height="225" class="mt-image-right" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" />　その一週間後、はじめて仕事の「お伴」に持っていって、霞が関ビル35階でのある行事の取材が終わり、外に出て入口そばにあったモニュメントを撮ったものが右。おお、これってまるでスピッツの『とげまる』じゃんと思って、うれしくなってこのステンレス（だと思う）のエッシャー風オブジの前まで行ってシャッターをおした。隅っこにぼく自身が映り込んでいる。<br />
　『とげまる』はご存知日本の人気バンド、スピッツの13枚目のオリジナル・アルバム名であり、アルバムのシンボル・デザインにこのトゲトゲの意匠がつかわれている（スピッツ・ファンならすぐピンとくるだろう）！　<br />
　そういえば、3月の終わりに開くぼくらのコンサートでもスピッツを数曲演奏することになっている（アルバム『とげまる』からは「トラバント」。ぼくはジャックをかき鳴らす）。</p>

<p>　そのあと、銀座に出て知り合いの（一年の半分以上はバリ島で暮らしている）ある画家（坂田純さん）の個展を見に行った。こういうことでもない限り、あんなに好きでよく来ていた銀座にも滅多に来ることがなくなったけど、面白いのは、新しいカメラをもっていると、銀座の町が新鮮に見えてくる。じっさい、ここ数年でずいぶん銀座も変わったけど。</p>

<p>　しかし、新しくなったことと新鮮に見えることとは違う。カメラをもってシャッターチャンスをねらっていると、対象の新旧に拘らず、これまで目に入っていなかったものにも目がとまるようになる。風景の見え方が変わってくるから不思議だ。「眼の野生」がなせる技か。</p>

<p><img alt="120207-3.jpg" src="http://www.cafe-nous.com/letters/images/120207-3.jpg" width="300" height="225" class="mt-image-right" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" />　個展をやっていた画廊はメチャクチャ古そうなアナログなビル（エレベーターは二重扉で、何と手動で蛇腹式に開閉する！）のなかにあり、作品と同時にこの建物を見るのがなんともたのしい（ここでは触れないが、個展のバリのバナナ紙をつかった「抽象画」も上空から撮影した古代都市のように見えてくる）。このビルに来るのは二度目だったが、ぼくはまだまだ他所から来た闖入者みたいな感じがして、遠慮がちに2,3回シャッターをきっただけで失礼したのだけど（これはその一枚）。許されるなら、この建物がなくなる前にまた来て探検したい（「ちゃんと」写真に撮りたい）ものだ。</p>

<p>　ところで、文脈から少しはずれるけど、ちょっと前にNHKの「日曜美術館」で木村伊兵衛がパリで撮ったストリート・スナップの写真作品を取り上げていた。なんというか、じつにしみじみといいんだな〜、これが。このよさは、昨今の女性写真ブームと関連しているような気がしなくもない。もちろんいい意味でだけど。</p>

<p>　ぼくの周りでも、女性だけではないが、じつは今ちょっとしたカメラ・ブームがおこっている。仕事の性格を考慮したとしても、専門でもないのに、写真やカメラの話題が最近とても多い（じっさい、最近デジカメを同時に2台買ったという女性もいる）。いっしょに仕事している人たちと、ひとつのコミュニケーション・ツール（二重の意味で）になっている観もある。</p>

<p>　デジカメのすぐれた利便性は、センスさえあれば誰でも手軽によいスナップが撮れることにあるだろう（写真、とくにスナップはプロとアマチュアの敷居が限りなく低い。それが写真の特長でもある。ことにデジカメが主流になってから、それはますます加速している）。<br />
　これまでの既得した「現実」にすがりつき維持しようとあがいている男たちに比べると、「もうひとつの現実」に対する好奇心を持ちつづけている女子たちはきわめて健全な気がする。ぼくも多少はそれが（女子たちに煽られたことが）カメラを買う動機のひとつとして作用した点がなくもない、かも。</p>

<p>　写真はいうまでもなく、撮るだけでなく見るものである。見る・見られることを前提としている。しかも、ほとんどの場合、複数の人が一枚の写真を見る。「もうひとつの現実」を共有したいという欲望が写真を撮る・見るという行為を駆動しているんじゃないかと言いたくなる。共有することで「新しい現実」になると言った方がよいかもしれないが。</p>

<p>　いま読んでいる内田樹と中沢新一の対談集『<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/404110078X/ref=as_li_tf_tl?ie=UTF8&tag=cafeface-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=404110078X">日本の文脈</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=cafeface-22&l=as2&o=9&a=404110078X" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />』のなかに「男のおばさん」を顕揚する話がでてくるけど、そうだとすると、「カメラ女子」みたいな「女のおじさん」化（つまり本来「物好き」はおじさんの領分だから）もよきことなのじゃないか、なんて、書いているうちに思えてもくる。「日本の現実」はおしゃべりな「男のおばさん」と物好きな「女のおじさん」たちが組み換えてくれる。そんなことを期待したくもなるのも新しいデジカメの効用だとしたら、これはほんとに買得である。</p>

<p><img alt="120207-4.jpg" src="http://www.cafe-nous.com/letters/images/120207-4.jpg" width="300" height="225" class="mt-image-left" style="float: left; margin: 0 20px 20px 0;" />　　このカメラ、今週末、取材で行く福島と仙台にもっていく予定。遠いところじゃないけど、ぼくには久しぶり、このカメラにとっては初の「出張」である。小さな旅とはいえ、ともに震災後はじめての東北となる。<br />
　どんな「もの」と出会うことになるのだろう。</p>]]>
        
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    <title>cake - nous_gallery</title>
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    <published>2012-02-01T06:31:08Z</published>
    <updated>2012-02-01T06:33:17Z</updated>

    <summary></summary>
    <author>
        <name>nous_s</name>
        
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        <category term="cafe NOUS Title image" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
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        <![CDATA[<div class="pg"><a href="http://www.cafe-nous.com/nous_gallery/images/cafe_nous051.jpg" title="cafe NOUS Title image：cake"><img alt="cafe NOUS Title image：cake" src="http://www.cafe-nous.com/nous_gallery/images/cafe_nous051.jpg" width="520" height="133" class="mt-image-none" style="" /></a></div>]]>
        
    </content>
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    <title>『タンタンの冒険』をめぐるスピルバーグの冒険 - letters</title>
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    <published>2012-01-13T09:57:36Z</published>
    <updated>2012-01-13T10:50:43Z</updated>

    <summary>この週末、正月の連休のうちに何か1本くらい映画を観たいと思い、スマホのアプリで情...</summary>
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        <name>izumi_ishii</name>
        
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        <category term="日記・コラム" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.cafe-nous.com/letters/">
        <![CDATA[<p><img alt="tintin_movie0113.jpg" src="http://www.cafe-nous.com/letters/images/tintin_movie0113.jpg" width="300" height="277" class="mt-image-right" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" />この週末、正月の連休のうちに何か1本くらい映画を観たいと思い、スマホのアプリで情報を検索して、家から比較的近い越谷レイクタウン内にあるシネコンで上映中のスピルバーグの新作『タンタンの冒険／ユニコーン号の秘密』を、家人と二人で見に出かけることにした。スピルバーグの久しぶりの監督作品だし、年のはじめから二人で見るのにあまりシリアスで「重たい」ものも何だし、シネコンはスクリーンが小さいけど大劇場のある都心に出るのもおっくうだし......、ということで。</p>

<p>で、映画を観た感想として、とてもおもしろく、スピルバーグならではの息もつかせぬ活劇をたのしめたのだが、これまでどんな映像にもなかったような「奇妙な感触」があり、ちょっと不思議な後味というか、本でいえば読後感がのこった。そして、おもしろくはあったが、見終わったあとに、無臭の味気なさというか、さびしさ・むなしさみたいな印象が残ったのも事実である。</p>

<p>そのことを少し考えてみたい。</p>

<p>そもそもスピルバーグに関しては書きたいことはいっぱいあるし、でも逆にいまさら改めて何をかいわん？　と、そのあいだで思いも揺れる（？）が、ともかくはまず一言だけ簡単にいうとしたら、やはり彼は永遠の「映画青年」だな〜、ということになるだろうか。タランティーノにもこの称号を与えたいところだけど、スピルバーグが「青年」というなら、「タラちゃん」は映画「少年」というべきか（それだけ悪ガキで、アブナイといってよいかも）。この『タンタンの冒険』でも、スピルバーグの青年ぶりはいかんなく発揮されている。</p>

<p>しかし、その青年としての風貌が些かこれまでと違うのだ。</p>

<p>子どもの頃からの映画マニア（シネフィル）が大人になり、そのまま映画の作り手になって「自分で自分の見たい映画」を作りつづけているという意味では、スピルバーグとタランティ−ノは共通部分が多いし、それこそが私も二人の映画の好きなところで、新作が来るとなると、こちらも映画少年（あるいは青年）だったころを思い出し、いまだにわくわくしてしまう数少ない映画作家（監督、脚本家、制作者）である。新作の情報を知るたびに早く見たくて落ち着かない気分になるのは、アメリカの映画作家ではこの二人の他には、クリント・イーストウッドくらいなものだろう。その意味では、イーストウッドがいちばんの「大人」だが。</p>

<p>『タンタンの冒険』はご存知のように全編にCGが駆使されているらしいことがわかっていたので、下手すると「ダメ（駄作）」かなという不安もあったが（もともとCGを無自覚に多用する映画は好きでないし、私はスピルバーグの全部が好きというわけでもない）、ある意味でその心配は不用だった（「普通」ではありえないシーンでも、ちゃんと引力などの自然法則にしたがっているから、CGで作られているとしても実写同様の説得性があり、同じ嘘でも嘘を嘘として自覚してたのしめる）。CGだろうが実写だろうがスピルバーグは「つくりもの」がお得意だったわけで、むしろ新しいデジタル映像技術のおかげで、彼としてはスピード感全開ハラハラドキドキのストーリー展開を思うように「演出」できる道具を手にすることになったといえるだろう。</p>

<p>いうまでもなく、「奇妙な感触」はこの新しい技術に由来する（この手法は正確には「フルデジタル3Dパフォーマンス・キャプチャー」と呼ぶらしい）。この不思議な手触りのこれまでにない映像体験は、スピルバーグが新しい「道具」をつかって縦横に遊んだことでつくられたものである。新しい技術といっても、キャメロンのSF映画『アバター』のほうがその先駆となる作品であり、だから、たしかに『アバター』に近い風合はある。しかし、あのように架空の世界が舞台ではなく、地上の世界が舞台だし、片方が異星の種族（エイリアン）が主演であるのに比べて『タンタン』の主役は「普通の」人間である。</p>

<p>そのため、かえってその奇妙な感じは『タンタンの冒険』のほうに強まる。つまり、異星人はもともと「奇妙」なのはあたりまえだけど、人間が人間でありつつも人間でないような存在として動き回ることの変な感じ------。それは、描かれたCGアニメのキャラが生身の人間を「演じる」（模倣する）のではなく、いうなれば生身の人間がCGアニメの人間を演じる奇妙さなのである。人間が人形のように演じるいわゆる「人形ぶり」はこれまでにもあるとしても、ここまで全編に徹底して「人間がCGアニメの登場人物を演じる」映画ははじめてだろう。「彼ら」は映画にはじめて人間とCGアニメの造形物との中間として登場した、新種の生き物みたいなものである。</p>

<p>じつをいうと、この映画が終ったあと、一抹の「さびしさ」と「むなしさ」があったのだが、それはけっして嫌なものではなかった。このところゲームから少し離れているが、「むなしさ」のほうはRPGやアクション・ゲームに熱中して何時間もかけてクリアしたあとの開放感にともなう空虚感に似ているといったらよいだろうか。スピルバーグにはもともとゲーム性があって、『タンタンの冒険』に限らないわけだが、しかし、これまでの彼のゲーム感覚とはやっぱり何か違うのだ。うまく言えないが、アナログな遊戯性が、デジタル・ゲームに移行した感じ------。</p>

<p>では「さびしさ」のほうの原因は何だろう（と、しばし考える）......。<br />
端的に言ってしまえば、ハリソン・フォードがスピルバーグの映画で活躍する時代は終ったということになろうか。<br />
スピルバーグのここ何年かの作でいえば、あまり評判がよいとはいえないSFもの『マイノリティ・リポート』や『宇宙戦争』（ともに主演はトム・クルーズ）は私は結構好きで評価していたのだけど、インディアナ・ジョーンズの4作目『クリスタル・スカルの王国』は、ちょっとガッカリで、とくにハリソン・フォードがもうだめだと思った。歳なら歳で、魅力の出しようはあるはずなのに（たとえば、3作目『最後の聖戦』のインディアナの父役＝ショーン・コネリーのように）、なんというか、その「存在感」よりも無理に人間的にがんばって「演技」している感じがどうも気になってしまって、映画のなかに入っていけない。もともとハリソン・フォードが優れた役者だなどと思ってもいないが、『スター・ウォーズ』のハン・ソロやこのインディアナ・ジョーンズは彼でなければならない「はまり役」で、そのキャラクターを愛していただけに、やはり「永遠に」その役を演じつつけることは無理なのだと自ら告白してしまった観があった。『タンタン』は「人間」インディアナ・ジョーンズへの別れの歌だったといえるんじゃなかろうか。</p>

<p>スピルバーグの作品カテゴリーとしてはインディアナ・ジョーンズ・シリーズのような「冒険活劇」映画に連なるだろうこの『タンタンの冒険』は、もしかすると、その「さびしさ」を超えようとする試みであったのかもしれないとも思うのだ。<br />
映画というものがたえず新しい技術の導入とそれを使いこなす試みの歴史であるように、スピルバーグがその映画の技術革新に自らも名を連ねたいという意欲（夢）を、映画青年として実現したかったという面もあるのだろう。はっきり言って「人間」を描くことに関しては、タラちゃんやイーストウッドにはとても太刀打ちできないと思う（彼のもうひとつの路線である「人間感動ドラマ」は見ていて気恥ずかしくなるところがあって、あまり好きでない）。</p>

<p>たしかに、この技術をつかえばタンタンは永遠に青年のままで、いつまでも老いることもないだろう。何作だって続編がつくれるだろうし、スピルバーグがこの世を去った後も、誰かが彼にかわってタンタンをスクリーンに生かしつづけることができる（しかし、そこに、それはそれで孤独な哀しみがつきまとう。『A.I.』にも通じる哀しみである。スピルバーグも自覚しているだろうし、その「孤独」は彼のテーマでもあろう）。</p>

<p>社会から子どもと大人の中間的存在である「青年」が消滅した（内田樹氏の指摘。卓見である。くわしくは彼の本を読むべし）だけに、映画青年スピルバーグは、この世での「青年」に別れを告げ、もうひとつの世界＝映画のなかだけでも「青年」を「生き生きと描くこと」で青年性を永遠化したかったのかもしれない。それは、むかし青年だったことのある人にとっては青年が永遠に失われてしまったことの諦めの証しでもある。しかし、その諦めは、それほど嫌なものではない。この場合の諦めとは明らめ、明らかにすることでもあるだろう。</p>

<p>それは、現実がゲーム化してしまった現在の社会のなかで、自分と世界を生きのびさせる術を探るひとつの方法なのかもしれない。</p>]]>
        
    </content>
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    <title>グーテンベルク炭書『文明の貝塚』の記録 - 亀甲館だより</title>
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    <published>2012-01-10T14:54:14Z</published>
    <updated>2012-01-13T01:53:15Z</updated>

    <summary> グーテンベルク炭書『文明の貝塚』 蓜島庸二展 息を吸い、息を吐く・・・。 摂り...</summary>
    <author>
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    </author>
    
        <category term="No.18：グーテンベルク炭書『文明の貝塚』の記録 " scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.cafe-nous.com/haijima/">
        <![CDATA[<div style="width: 535px; margin: 30px 0px 0px 0px; background-image: url('http://www.cafe-nous.com/haijima/images/board02.jpg'); background-repeat: repeat-y;"><!-- 背景  -->
<div style="width: 535px; height:10px; background-image: url('http://www.cafe-nous.com/haijima/images/board01.jpg'); background-repeat: no-repeat;"></div><!-- トップ背景 -->
<div style="margin: 0px 0px 20px 0px; text-align: center;"><img alt="グーテンベルク炭書『文明の貝塚』
" src="http://www.cafe-nous.com/haijima/images/ki18_11.jpg" width="460" height="304" border="0" /></div>
<div style="margin: 10px 0px 20px 0px; text-align: center; color:#8b0000; font-size: 24px;">グーテンベルク炭書『文明の貝塚』</div>
<div style="margin: 15px 0px 20px 0px; text-align: center; color:#2f4f4f; font-size: 24px;">蓜島庸二展</div>
<p align="center">
息を吸い、息を吐く・・・。<br />
摂り入れた空気／食物は、一部を、エネルギーとして熱に変え、<br />
命を養い、そして、エネルギーにならなかったその他<br />
と、ともに、体外に、宇宙に放散されるーー廃棄。<br />
そして地球の何らかのリサイクル・システムに乗り、<br />
それもやがて　"死"という究極の・・・。<br />
それにしても石器時代の貝塚に始まり、人間は、<br />
なんと膨大な、しかも "厄介な" 廃棄物を、<br />
自分たちの環境に抱え込んでしまったのだろう。<br />
いまや一基の貝塚であるチキュウ（の、このブンメイ）は、もう満杯です。</p>
</div><!--  背景  -->
<div style="margin: 0px 0px 40px 0px; width: 535px; height:20px; background-image: url('http://www.cafe-nous.com/haijima/images/board03.jpg'); background-repeat: no-repeat;"></div><!-- ボトム背景 -->


<div class="sub2">【出品作品】</div>
<table width="520" border="0" cellspacing="2" cellpadding="0">
<tr>
<td align="left" valign="top" width="180px"><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
<div style="margin: 8px 15px 25px 0px; padding: 4px; width:180px;  background-color:#333333;" class="pg"><a href="http://www.cafe-nous.com/haijima/images/ki18_01b.jpg" title="遺伝子の舟塚"><img alt="遺伝子の舟塚" src="http://www.cafe-nous.com/haijima/images/ki18_01s.jpg" width="180" height="212" border="0" /></a><br /><img src="http://www.cafe-nous.com/font/images/333333.jpg" alt="line" width="180" height="4" border="0" /><br /><a href="http://www.cafe-nous.com/haijima/images/ki18_10b.jpg" title="知の貝塚"><img alt="知の貝塚" src="http://www.cafe-nous.com/haijima/images/ki18_10s.jpg" width="180" height="110" border="0" /></a><br /><img src="http://www.cafe-nous.com/font/images/333333.jpg" alt="line" width="180" height="4" border="0" /><br /><a href="http://www.cafe-nous.com/haijima/images/ki18_02b.jpg" title="文明の貝塚"><img alt="文明の貝塚" src="http://www.cafe-nous.com/haijima/images/ki18_02s.jpg" width="180" height="135" border="0" /></a><br /><img alt="zoom" src="http://www.cafe-nous.com/nous_mtos/common/images/zoom2.png" width="105" height="16" border="0" style="vertical-align: middle;" /><span class="cap2">　「遺伝子の舟塚」（上）、「知の貝塚」（中）、「文明の貝塚」（下）</span></div>
</td>
<td align="left" valign="top">
<div style="margin: 0px 0px 5px 0px; font-size: 16px; color:#333333;"><strong>１／グーテンベルク期 Roppongi 舟形遺構群（ギャラリーからテラスへ）</strong></div>
<div style="margin: 0px 0px 5px 0px; font-size: 12px; color:#8b0000;">&#8226;遺伝子の舟塚：蜜蠟、炭書、麻縄、岩絵の具ほか<br />
 &#8226;知の貝塚 ：蜜蠟、炭書、麻縄、岩絵の具ほか<br />
 &#8226;文明の貝塚／方形の舟である水棺FUKUSHIMA：蜜蠟、炭書、試験管、活字、精製水、ホウ酸ほか<br />
&#8226;グーテンベルク炭書群：炭書、麻縄、蜜蠟、試験管、活字、塩ほか</div>
<p>脳髄Aから脳髄Bへ、さらにC・D・E・・・へと、そしてまた、男aから女aへ、女aから全ての人間 ・・・へと、その爆発的な知の熱量を誇って来た、グーテンベルク文明の炉心としての「本」、とその流通を支えて来た、まさにインテリジェント・ヴィヒクル(舟というならvesselか)、にして「遺伝子の舟」の舟形遺構群。</p>
</td>
</tr>
</table>


<table width="520" border="0" cellspacing="2" cellpadding="0">
<tr>
<td align="left" valign="top" width="180px"><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
<div style="margin: 8px 15px 25px 0px; padding: 4px; width:180px;  background-color:#333333;" class="pg"><a href="http://www.cafe-nous.com/haijima/images/ki18_03b.jpg" title="本棚の上中央に置かれているのが、「一個の突起物である文明の貝塚」"><img alt="本棚の上中央に置かれているのが、「一個の突起物である文明の貝塚」" src="http://www.cafe-nous.com/haijima/images/ki18_03s.jpg" width="180" height="135" border="0" /></a><br /><img alt="zoom" src="http://www.cafe-nous.com/nous_mtos/common/images/zoom2.png" width="105" height="16" border="0" style="vertical-align: middle;" /><span class="cap2">　本棚の上中央に置かれているのが、「一個の突起物である文明の貝塚」</span></div>
</td>
<td align="left" valign="top">
<div style="margin: 0px 0px 5px 0px; font-size: 16px; color:#333333;"><strong>２／一個の突起物である文明の貝塚</strong></div>
<div style="margin: 0px 0px 5px 0px; font-size: 12px; color:#8b0000;"> &#8226;蜜蠟、試験管、活字、紙筒ほか</div>
<p>全ての自然（もちろん人間も）、全ての文明、がその根底に具える、廃棄という情報、と、一方、その廃墟からの生命的再生、を一つの表現としてクロスさせるための試み、即ち本を炭に焼く、蓜島庸二「グーテンベルク炭書／文明の貝塚」展は、まず文明の象徴として一個の突起型の貝塚を。</p>
</td>
</tr>
</table>

<table width="520" border="0" cellspacing="2" cellpadding="0">
<tr>
<td align="left" valign="top" width="180px"><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
<div style="margin: 8px 15px 25px 0px; padding: 4px; width:180px;  background-color:#333333;" class="pg"><a href="http://www.cafe-nous.com/haijima/images/ki18_04b.jpg" title="文明の貝塚であるグーテンベルク聖婚碑
"><img alt="文明の貝塚であるグーテンベルク聖婚碑
" src="http://www.cafe-nous.com/haijima/images/ki18_04s.jpg" width="180" height="131" border="0" /></a><br /><img alt="zoom" src="http://www.cafe-nous.com/nous_mtos/common/images/zoom2.png" width="105" height="16" border="0" style="vertical-align: middle;" /><span class="cap2">　左が［母型］、右が［父型］</span></div>
</td>
<td align="left" valign="top">
<div style="margin: 0px 0px 5px 0px; font-size: 16px; color:#333333;"><strong>３／文明の貝塚であるグーテンベルク聖婚碑
</strong></div>
<div style="margin: 0px 0px 5px 0px; font-size: 12px; color:#8b0000;">&#8226;父型：蜜蠟、活字、試験管、紙筒ほか<br />&#8226;母型：蜜蠟、活字、試験管、紙筒ほか</div>
<p>活版印刷によって成った本の、その成果を、羽ペンではなく、活字という「父型と母型の驚くべき結合と、それらの関係と調和によるもの・・・」（グーテンベルク『カトリコン』のコロフォンに）とし、さらに、硬い金属と軟らかい金属との、ほとんど錬金術的聖婚譚に秘める、この多産／量産的な溶融術、への限りないオマージュ。</p>
</td>
</tr>
</table>

<table width="520" border="0" cellspacing="2" cellpadding="0">
<tr>
<td align="left" valign="top" width="180px"><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
<div style="margin: 8px 15px 25px 0px; padding: 4px; width:180px;  background-color:#333333;" class="pg"><a href="http://www.cafe-nous.com/haijima/images/ki18_03b2.jpg" title="本棚の上に置かれている左が「遺伝子の舟塚」［父型］、右が「遺伝子の舟塚」［母型］"><img alt="本棚の上に置かれている左が「遺伝子の舟塚」［父型］、右が「遺伝子の舟塚」［母型］" src="http://www.cafe-nous.com/haijima/images/ki18_03s2.jpg" width="180" height="135" border="0" /></a><br /><img alt="zoom" src="http://www.cafe-nous.com/nous_mtos/common/images/zoom2.png" width="105" height="16" border="0" style="vertical-align: middle;" /><span class="cap2">　本棚の上に置かれている左が［父型］、右が［母型］</span></div>
</td>
<td align="left" valign="top">
<div style="margin: 0px 0px 5px 0px; font-size: 16px; color:#333333;"><strong>４／遺伝子の舟塚［父型］、５／遺伝子の舟塚［母型］</strong></div>
<div style="margin: 0px 0px 5px 0px; font-size: 12px; color:#8b0000;">&#8226;父型：石灰、蜜蠟、炭書、麻縄、岩絵の具ほか<br />&#8226;母型：石灰、蜜蠟、炭書、麻縄、岩絵の具ほか</div>
<p>段ボールの空き箱を使って、蜜蠟を流すための舟形の母型をつくり・・・一方、この度は例によって本を炭に焼いた『グーテンベルク炭書』のフラジャイルな頁のかけらを、さらに丹念に砕き書籍の炭粉を、ではなく極微の炭粉と化した電子書籍ならぬ原子書籍ーーそう、「三千世界極微粒原子書籍」、は、今や一種のモナドと化して、知の宇宙に偏在することになったグーテンベルク炭書、を付着させた紐状の複雑なnodeを、蜜蠟の母型に、沈める。</p>
</td>
</tr>
</table>

<table width="520" border="0" cellspacing="2" cellpadding="0">
<tr>
<td align="left" valign="top" width="180px"><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
<div style="margin: 8px 15px 25px 0px; padding: 4px; width:180px;  background-color:#333333;" class="pg"><a href="http://www.cafe-nous.com/haijima/images/ki18_06b.jpg" title="写真正面の窓枠内の本を挟んでいる左が「石棺Chernobyl」、右が「水棺Fukushima」"><img alt="写真正面の窓枠内の本を挟んでいる左が「石棺Chernobyl」、右が「水棺Fukushima」" src="http://www.cafe-nous.com/haijima/images/ki18_06s.jpg" width="180" height="119" border="0" /></a><br /><img alt="zoom" src="http://www.cafe-nous.com/nous_mtos/common/images/zoom2.png" width="105" height="16" border="0" style="vertical-align: middle;" /><span class="cap2">　写真正面の窓枠内の本を挟んでいる左が「石棺Chernobyl」、右が「水棺Fukushima」</span></div>
</td>
<td align="left" valign="top">
<div style="margin: 0px 0px 5px 0px; font-size: 16px; color:#333333;"><strong>６／舟形のBOOK-END　石棺Chernobylと水棺Fukushima</strong></div>
<div style="margin: 0px 0px 5px 0px; font-size: 12px; color:#8b0000;">&#8226;石棺Chernobyl：石灰、蜜蠟、炭書、麻縄、岩絵の具ほか<br />&#8226;水棺Fukushima：アクリル、炭書、麻縄、岩絵の具、ホウ酸、精製水ほか</div>
<p>　</p>
</td>
</tr>
</table>

<table width="520" border="0" cellspacing="2" cellpadding="0">
<tr>
<td align="left" valign="top" width="180px"><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
<div style="margin: 8px 15px 25px 0px; padding: 4px; width:180px;  background-color:#333333;" class="pg"><a href="http://www.cafe-nous.com/haijima/images/ki18_07b.jpg" title="蜜蜂の巣枠に埋め込まれた遺伝子の舟である「ダブリンの朝（あした）」"><img alt="蜜蜂の巣枠に埋め込まれた遺伝子の舟である「ダブリンの朝（あした）」" src="http://www.cafe-nous.com/haijima/images/ki18_07s.jpg" width="180" height="135" border="0" /></a><br /><img src="http://www.cafe-nous.com/font/images/333333.jpg" alt="line" width="180" height="4" border="0" /><br /><a href="http://www.cafe-nous.com/haijima/images/ki18_08b.jpg" title="蜜蜂の巣枠に埋め込まれた遺伝子の舟である「ダブリンの午後」"><img alt="蜜蜂の巣枠に埋め込まれた遺伝子の舟である「ダブリンの午後」" src="http://www.cafe-nous.com/haijima/images/ki18_08s.jpg" width="180" height="133" border="0" /></a><br /><img alt="zoom" src="http://www.cafe-nous.com/nous_mtos/common/images/zoom2.png" width="105" height="16" border="0" style="vertical-align: middle;" /><span class="cap2">　「ダブリンの朝（あした）」（上）、「ダブリンの午後」（下）</span></div>
</td>
<td align="left" valign="top">
<div style="margin: 0px 0px 5px 0px; font-size: 16px; color:#333333;"><strong>７／蜜蜂の巣枠に埋め込まれた遺伝子の舟である「ダブリンの朝（あした）」、「ダブリンの午後」</strong></div>
<div style="margin: 0px 0px 5px 0px; font-size: 12px; color:#8b0000;">&#8226;ダブリンの朝：養蜂用巣枠、本「ユリシーズ／上」、麻縄、蜜蠟、杉板古材ほか<br />&#8226;ダブリンの午後：養蜂用巣枠、本「ユリシーズ／下」、麻縄、蜜蠟、杉板古材ほか</div>
<p>養蜂も蓜島の、現在は中断しているが、もう一つの夢見の仕事。その作業の中から使用済みの巣枠を作品に。パリ、ルクサンブール公園の養蜂学校で開かれる、蜜蜂をテーマにした美術展のために作り続けている蜜蜂シリーズの中から。</p>
</td>
</tr>
</table>

<table width="520" border="0" cellspacing="2" cellpadding="0">
<tr>
<td align="left" valign="top" width="180px"><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
<div style="margin: 8px 15px 25px 0px; padding: 4px; width:180px;  background-color:#333333;" class="pg"><a href="http://www.cafe-nous.com/haijima/images/ki18_09b.jpg" title="蜜蜂の巣枠に埋め込まれた遺伝子の舟である「ダブリンの朝（あした）」"><img alt="蜜蜂の巣枠に埋め込まれた遺伝子の舟である「ダブリンの朝（あした）」" src="http://www.cafe-nous.com/haijima/images/ki18_09s.jpg" width="180" height="295" border="0" /></a><br /><img alt="zoom" src="http://www.cafe-nous.com/nous_mtos/common/images/zoom2.png" width="105" height="16" border="0" style="vertical-align: middle;" /><span class="cap2">　「夢見の刻」</span></div>
</td>
<td align="left" valign="top">
<div style="margin: 0px 0px 5px 0px; font-size: 16px; color:#333333;"><strong>8／intelligent vessel である 遺伝子の舟である本である「夢見の刻」、「遡上」</strong></div>
<div style="margin: 0px 0px 5px 0px; font-size: 12px; color:#8b0000;">&#8226;夢見の刻：バナナ紙、麻縄、蜜蠟、水干（絵の具）ほか<br />&#8226;遡上：バナナ紙、麻縄、蜜蠟、水干（絵の具）ほか</div>
<p>　</p>
</td>
</tr>
</table>
<div class="quo2">※本記事は、2011年12月5日〜12月23日に港区六本木ストライプハウスギャラリーにて開かれた「グーテンベルク炭書『文明の貝塚』展」の記録です。</div>]]>
        
    </content>
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    <title>富士山 - nous_gallery</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.cafe-nous.com/nous_gallery/2012/01/201201.html" />
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    <published>2012-01-10T02:51:32Z</published>
    <updated>2012-01-10T02:55:14Z</updated>

    <summary></summary>
    <author>
        <name>nous_s</name>
        
    </author>
    
        <category term="cafe NOUS Title image" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.cafe-nous.com/nous_gallery/">
        <![CDATA[<div class="pg"><a href="http://www.cafe-nous.com/nous_gallery/images/cafe_nous050.jpg" title="cafe NOUS Title image：富士山"><img alt="cafe NOUS Title image：富士山" src="http://www.cafe-nous.com/nous_gallery/images/cafe_nous050.jpg" width="520" height="133" class="mt-image-none" style="" /></a></div>]]>
        
    </content>
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    <title>Happy Christmas！ - letters</title>
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    <published>2011-12-21T07:58:21Z</published>
    <updated>2012-01-06T08:01:18Z</updated>

    <summary>きょう、仕事で編集会議があったので、新宿の副都心に行ってきました。 高層ビルの3...</summary>
    <author>
        <name>izumi_ishii</name>
        
    </author>
    
        <category term="日記・コラム" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.cafe-nous.com/letters/">
        <![CDATA[<p>きょう、仕事で編集会議があったので、新宿の副都心に行ってきました。</p>

<p>高層ビルの37階にある会議室の窓からふと地上を見ると、他のビルの出入り口あたりの空間に巨大なイチゴケーキの立体模型のようなものが見えます。でも、なんか、ちょっと変。ピサの斜塔のように斜めに傾いでいるし、人がその上を歩いていたりするのです。</p>

<p>会議が終って、昼食を会議の出席メンバーといっしょにとった後、そのなかの好奇心駆動型女子2名とその変なブッタイのあるところに行って「現場検証」してみることにしました。</p>

<p>その証拠がこの2枚の写真。正反対のアングルから撮ったものです。</p>

<p><img alt="111221-1.jpg" src="http://www.cafe-nous.com/letters/images/111221-1.jpg" width="240" height="322" class="mt-image-right" style="float: right; margin: 0 15px 20px 10px;" /><img alt="111221-2.jpg" src="http://www.cafe-nous.com/letters/images/111221-2.jpg" width="240" height="322" class="mt-image-right" style="float: right; margin: 0 0 20px 25px;" /></p>

<p>そう！　それは一種の「だまし絵」だったのです。</p>

<p>立体のオブジェではなくて、まったくの平面に描かれたイラストレーション。絵の輪郭にそって切り取られた少し柔らかめの「板（シート）」が石畳の上にベタっと置いてあるだけ。それが、見る角度によって、ググーッと立体状に起ち上がってくるのです。おーっ、パチパチパチ（拍手）。</p>

<p>私はこの手のだまし絵（アナモルフォーズ）とか認知科学的視覚の遊びが昔から大好きなので、うれしくなって、近くに寄ったり離れてみたり、見る位置をいろいろ変えてみたりで、みょーれいの女性2人といっしょにはしゃぎまわてしまったのでありました。<br />
近くを歩いている人たちは、この「作品」のトリックに気がついているのかどうか。不審げにわれわれ3人を横目で見ながら、足早に通り過ぎていくのでありました。</p>

<p>まさにHappy Christmas を先取りしたかの愉快なひと時。</p>

<p>みなさまも、どうぞ、ハッピーなクリスマスをお迎えください！</p>]]>
        
    </content>
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    <title>池田忠利作品４（部分） - nous_gallery</title>
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    <published>2011-12-09T02:39:06Z</published>
    <updated>2011-12-09T02:41:15Z</updated>

    <summary> ...</summary>
    <author>
        <name>nous_s</name>
        
    </author>
    
        <category term="cafe NOUS Title image" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.cafe-nous.com/nous_gallery/">
        <![CDATA[<div class="pg"><a href="http://www.cafe-nous.com/nous_gallery/images/cafe_nous047.jpg" title="cafe NOUS Title image：池田忠利作品４（部分）"><img alt="cafe NOUS Title image：池田忠利作品４（部分）" src="http://www.cafe-nous.com/nous_gallery/images/cafe_nous047.jpg" width="520" height="131" class="mt-image-none" style="" /></a></div>
]]>
        
    </content>
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    <title>ぬいぐるみ - nous_gallery</title>
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    <published>2011-12-09T02:37:47Z</published>
    <updated>2011-12-09T02:42:04Z</updated>

    <summary> ...</summary>
    <author>
        <name>nous_s</name>
        
    </author>
    
        <category term="cafe NOUS Title image" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.cafe-nous.com/nous_gallery/">
        <![CDATA[<div class="pg"><a href="http://www.cafe-nous.com/nous_gallery/images/cafe_nous045.jpg" title="cafe NOUS Title image：ぬいぐるみ"><img alt="ぬいぐるみ" src="http://www.cafe-nous.com/nous_gallery/images/cafe_nous045.jpg" width="520" height="131" class="mt-image-none" style="" /></a></div>
]]>
        
    </content>
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    <title>夢をめぐる断想ー9 - letters</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.cafe-nous.com/letters/2011/12/9.html" />
    <id>tag:www.cafe-nous.com,2011:/letters//2.781</id>

    <published>2011-12-05T01:58:20Z</published>
    <updated>2011-12-05T03:13:16Z</updated>

    <summary>この前のある日（11月10日）、目覚め際にこんな夢を見た。 都心の古い二階建てア...</summary>
    <author>
        <name>izumi_ishii</name>
        
    </author>
    
        <category term="夢をめぐる断想" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.cafe-nous.com/letters/">
        <![CDATA[<p>この前のある日（11月10日）、目覚め際にこんな夢を見た。</p>

<p>都心の古い二階建てアパート。下宿風。<br />
カメラマンのK氏（男性）といっしょに、そこに住むNさん（女性）に写真アルバムを返しにくる。K氏と二人で2階の彼女の部屋に行く。しかし、彼女は不在。畳敷きの狭い部屋、ずいぶんと散らかっている。部屋のなかをごそごそと見てまわる。</p>

<p>鞄（いつも仕事で使っているショルダーバッグ）から出したはずの本（写真アルバム）が見当たらない。雑然とした部屋のゴチャゴチャしたモノたちのなかに紛れてしまったのだろうか。返そうと思ってどこかに置いたはずだ。</p>

<p>この2階（うえ）の部屋にないので、階下（した）に降りて、他の住人たちの部屋を探す。しかし、どこにもない。人が数人いて、K氏と何か話している。「いったい、どうしたんだ？、、、」</p>

<p>そうこうするうちに、Nさんが帰ってくる。アルバムを返しに来たんだと言うと、ニコッと微笑み少し嬉しそうな顏をする。しかし、全体は不機嫌な感じ。ぼくはまた上や下の階を探す。階段がなんかおかしい。昇降のエスカレーターが並ぶように、二つの広めの木の階段がくっついて並んでいる。変な気がした（ひとつあれば上り降りができるのだから、二つある意味があるのか？）。</p>

<p>ぼくはもう帰らなければならない。K氏はそのまま泊っていくようだ。ぼくもNさんも、なんだかイライラしてくる。</p>

<p>2階の散らかった部屋の本の山のなかから、埃をかぶった一冊のアルバムを見つけて、パラパラとめくりながら、興味深げにアルバムのなかを見る。子どものころの家族の写真などがある。しかし、これは探している本ではない。そんなものをゆっくりと見ている時間はない。終電の時間が迫っている。</p>

<p>「じゃ、ぼくは帰ります」と言って帰ろうとするが、今度はその本（アルバム）を入れてきた鞄（2種類ある、いつものバッグ）がない。部屋のどこかに置いたのだが、どこにも見つからない。<br />
なんだか、おかしいな、おかしいな、、、と頭が変になりそう、、、。</p>

<p>と、ふと気づく。でも、そういえば、バッグは現実である自分の家に置いてきたのだ。夢のなかには、本当のところ、持ってきていない、のかもしれない？　どうりで見つからないはずだ、現実の方にあるのだから、、、と、少しほっとする。</p>

<p>そこで、「8時ですよ」という妻の声がする（出勤のため、毎朝、ぼくは8時までには起きなければならない）。目が覚め、現実に帰還した。</p>

<p>以上、忘れないうちにと思い、その日の朝、座れたので、通勤する電車のなかでノートにこの夢を書き留めた。いうまでもなく、そのとき、ノートの入っていた仕事用のそのバッグはぼくの膝の上にあった。</p>]]>
        
    </content>
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    <title>SCRAP WONDERLAND 2012カレンダー - SCRAP WONDERLAND</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.cafe-nous.com/scrap-wonderland/2011/11/scrap-wonderland-2012-calendar.html" />
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    <published>2011-11-25T03:12:04Z</published>
    <updated>2011-12-20T07:48:08Z</updated>

    <summary><![CDATA[ &nbsp;表紙イメージ SCRAP WONDERLAND 2012 CALE...]]></summary>
    <author>
        <name>nous_s</name>
        
    </author>
    
        <category term="Goods" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.cafe-nous.com/scrap-wonderland/">
        <![CDATA[<table cellspacing="2" cellpadding="5" width="520"><tr><td width="150"style="vertical-align: top;">
<div class="goods_box pg"><a href="http://www.cafe-nous.com/nous_mtos/scrap-w/images/calendar_2012_b.jpg" title="2012カレンダー表紙イメージ"><img alt="池田忠利2012年カレンダー" src="http://www.cafe-nous.com/nous_mtos/scrap-w/images/calendar_2012_s.jpg" width="140" height="263" border="0" /><br /><img alt="zoom" src="http://www.cafe-nous.com/nous_mtos/common/images/zoom.png" width="16" height="16" border="0" style="vertical-align: middle;" /></a><span class="cap">&nbsp;表紙イメージ</span></div>
</td><td>
<div class="goods_name">SCRAP WONDERLAND 2012 CALENDAR</div>
<div class="goods_body">毎年ご好評いただいている、池田忠利制作による『SCRAP WONDERLAND CALENDAR』の2012年版です。ユニークな表情を見せる作品たちが月ごとに登場して1年を彩ります。数に限りがありますので、お早めにお求めください。</div>
<ul class="goods_list">
<li class="goods_list">体裁：カレンダー</li>
<li class="goods_list">サイズ：ヨコ205mm x タテ400mm</li>
<li class="goods_list">価格：¥1,500</li>
</ul>
<br />
<span style="color:#cc0000">＊ご好評につき2012年分は完売いたしました。 誠にありがとうございました。（2011.12.20）</span>
<br />
&nbsp;<a href="http://www.cafe-nous.com/mailform.html"><img alt="お問い合わせ" src="http://www.cafe-nous.com/nous_mtos/common/images/otoiawase.gif" width="247" height="25" border="0"style="vertical-align: middle;" /></a>
<br />
</td>
</tr>
</table>
<div class="quo2">＊商品をお求めの方は、「お問い合わせ」ボタン先のメールフォームにてご連絡ください。<br />
＊発送には時間がかかる場合があります。また在庫切れの場合はご了承ください。</div>]]>
        
    </content>
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    <title>池田忠利展のご案内　アートスペース繭（2011.11.17〜26） - SCRAP WONDERLAND</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.cafe-nous.com/scrap-wonderland/2011/11/20111117.html" />
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    <published>2011-11-07T01:29:37Z</published>
    <updated>2011-11-07T01:55:42Z</updated>

    <summary> 2011年11月17日（木）〜11月26日（土）までの9日間（日曜休廊）、中央...</summary>
    <author>
        <name>nous_s</name>
        
    </author>
    
        <category term="Information" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.cafe-nous.com/scrap-wonderland/">
        <![CDATA[<div style="width: 535px; margin: 30px 0px 0px 0px; background-image: url('http://www.cafe-nous.com/haijima/images/board02.jpg'); background-repeat: repeat-y;"><!-- 背景  -->
<div style="width: 535px; height:10px; background-image: url('http://www.cafe-nous.com/haijima/images/board01.jpg'); background-repeat: no-repeat;"></div><!-- トップ背景 -->
<div style="margin: 20px 0px 0px 0px; text-align: center;"><img alt="池田忠利展2011.11.17〜11.26" src="http://www.cafe-nous.com/scrap-wonderland/images/ikeda_tadatoshi20111117.jpg" width="500" height="240" /></div>
<div style="margin: 20px 0px 0px 35px; width: 460px; font-size: 14px; color:#333333;">2011年11月17日（木）〜11月26日（土）までの9日間（日曜休廊）、中央区京橋の「アートスペース繭」において、個展を開催いたします。本サイトで掲載しているような、不思議で楽しい作品たちをぜひ、実際訪れてご覧いただけたらと思います。
『SCRAP WONDERLAND』、池田ワールドをお楽しみください。</div>
<div style="margin: 20px 0px 20px 0px; text-align: center;"><img alt="line" src="http://www.cafe-nous.com/haijima/images/dotline538.jpg" width="510" height="11" /></div>
<div style="margin: 0px 0px 0px 12px; color:#660000; font-size: 20px;">［池田忠利展］</div>
<div style="margin: 0px 0px 0px 15px;">
【展示期間】2011年11月17日（木）〜11月26日（土）<br />
【時間】11：00〜19：00（日曜休廊）<br />
　※17日（木）18：00よりオープニングパーティー<br />
【展示会場】「アートスペース繭」<br />
【住所】東京都中央区京橋3-7-10<br />
【TEL／FAX】03-3561-8225<br />
【URL】<a href="http://www.artspace-mayu.com/">http://www.artspace-mayu.com/</a></div>

<div style="text-align: center;"><img width="450" height="278" src="http://www.cafe-nous.com/scrap-wonderland/images/ikeda_tadatoshi20111117map.jpg" border="0" alt="アートスペース繭 map" /></div>
<div style="margin: 0px 0px 0px 15px;">【アクセス】<br />
●東京メトロ銀座線「京橋駅」1出口<br />
●都営地下鉄浅草線「宝町駅」A4出口</div>
</div><!--  背景  -->
<div style="margin: 0px 0px 40px 0px; width: 535px; height:20px; background-image: url('http://www.cafe-nous.com/haijima/images/board03.jpg'); background-repeat: no-repeat;"></div><!-- ボトム背景 -->

]]>
        
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    <title>無藝荘後日談[3] 『東京物語』を観て - カンガエドコロ</title>
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    <published>2011-11-04T05:27:14Z</published>
    <updated>2011-11-04T05:48:14Z</updated>

    <summary>　小津作品についてのこの小論も、やっとなんとか『東京物語』に辿りつきました。この...</summary>
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        <name>izumi_ishii</name>
        
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.cafe-nous.com/kan/">
        <![CDATA[<p>　小津作品についてのこの小論も、やっとなんとか『東京物語』に辿りつきました。この作品はこれまで何回かは見ていたのですが、やはり『晩春』『麦秋』と続けて鑑賞するとまた違った観方ができたように思います。<br />
　やはりこれまで通り、以下アトランダムですが『晩春』『麦秋』との比較/関連も交えて感想を羅列していきたいと思います。</p>

<p>　　<strong>／／／東京物語／／／</strong><br />
 <br />
〈1〉よくよく考えてみると　『東京物語』というタイトルがこの作品にとって極めて大きな意味を持つように思います。<br />
　　　<br />
　＜本当に相応しいタイトルかどうかちょっとした疑問も浮かびます、、、　それは　確かに老夫婦の東京旅行（成長した子供たちの生活地への訪問）が大きなテーマですが、それと対比される故郷/尾道での部分も大きく　むしろ実質的には『東京/尾道物語』とも言うべきストーリーのようにも思われます。＞<br />
 <br />
　＜特に、出だしと終わりの部分が ともに尾道の風景/景色を港を中心に極めて印象的に提示されています、、、＞<br />
 <br />
　そしておよそ大半の日本人は、誰でもが夫々の『東京物語』を胸に秘めており、かく言う私も　バブル経済前の1978ー83年に過ごした　東京時代が何にも代えがたい『東京物語』として存在します、、、、、<br />
 <br />
　＜丁度その時代には、私が好きな写真家の荒木経惟氏(アラーキー)がたしか『東京物語』というタイトルの写真集を出したと記憶しています＞<br />
 <br />
　＜小津のこの作品は、『東京物語』というタイトルにして　はじめてこれ程までに世界的にも名声を博したような気がします、、、、＞　　<br />
 <br />
〈2〉配役は『麦秋』を基本的には継承しつつ、原節子を二男（多分戦死）の嫁とし　あと三男と　歳の離れた次女を加えての更に大家族に設定し　かつ、地方(尾道)で生活する年老いた親と　そこを離れ中央（東京）に生活する成長した子供との対比を中心に壊れつつある（壊れてしまった）家族の姿が描かれます。</p>

<p>〈3〉東京は華やかな表の姿＝皇居/銀座/デパート（「はとバス」での東京観光等）と　言わば現実的な裏の姿＝子供たちの生活の場である下町が登場し『晩春』『麦秋』以上に深みのある描かれ方をします。<br />
　　　<br />
〈4〉この時代（1953年頃）の生活の場としての「東京」は、住宅事情がかなり厳しく、基本的に職住一体で　わざわざ田舎から出てきた両親をゆっくりもてなす余裕は無いようです。　（生活に追われる毎日も、、、）<br />
　　<br />
　＜町医者　山村聡の家では、中学生の長男の勉強机を廊下に出さざるを得なく　ひと悶着起こります、、、＞<br />
　　<br />
　＜『晩春』『麦秋』では鎌倉がベッドタウンとして位置づけられており、生活にもなにかゆとりが感じられていたのに、、、、＞　　</p>

<p>〈5〉「家族論」としては、子供が成長した時の親との関係の難しさ（特に配偶者との新たな生活で独立してから）と、血縁者/姻戚者（この場合死亡した二男の嫁である原節子）の情の在り方が問題点として浮かび上がってきます。<br />
　　<br />
　＜結局、「血縁」が家族の情の基なのかどうかが問われているような、、、＞<br />
　<br />
　＜東山千栄子の葬儀の後での家族の食事の場で、昔の家族旅行などの思い出/エピソードを語り合いますが　そんな共通の記憶にしか家族の絆は無い様にも思われます、、、、＞<br />
　　<br />
　＜そしてこの食事の場面は、『麦秋』に於ける家族写真と同じ意味合いがあると思います、、、＞<br />
 <br />
〈6〉「東京」ならぬ「熱海」での場面が意外に興味を惹きました</p>

<p>　　ａ　俗悪な時代風潮としての夜遅くまでの旅館の騒がしさ<br />
　　ｂ　男女入り混じっての麻雀風景<br />
　　ｃ　流しの歌うたいたち　（流れる歌謡曲は特定できませんでしたが）<br />
　　ｄ　老夫婦の海岸での語らい　等</p>

<p>〈7〉もう一つ、笠智衆が　尾道の古い知人達を尋ねて深夜にまで及んで酒を飲む場面/エピソードは意外に重要なものだと思いました。<br />
　　<br />
　＜「軍艦マーチ」が背景に流れたのは、サンフランシスコ講和以降なので可能だったのでしょうか、、、、<br />
　ここでは、年老いた男たちが昔を懐かしむと同時に　父親としての子供へかけた期待とその結果/現実の失望を語り合い　永遠に？繰り返される人間の業＝愚かさを見せつけます。＞</p>

<p>〈8〉中学生の長男が勉強するのは　英語のリーダーですが、これは当時の日本の置かれた状況を十分に暗示しています。</p>

<p>〈9〉原節子が東山千栄子と枕を並べて寝るシーンが有りますが、これは『晩春』の京都の旅館での　原節子/笠智衆のものと　パラレルに置かれたものと思われます。</p>

<p>　＜小津安二郎は　原節子の　寝顔にオブセッションが有るようです？？＞</p>

<p>〈10〉最後の方で、笠智衆は原節子に　東山千栄子の「時計」を形見として渡し、原は東京への帰りの車中でこの「時計」をしっかりと見つめますが、これは「時間」が真の主役である『東京物語』の総てを語りつくしています。</p>

<p>〈11〉東京の象徴として「煙突の風景」が３度、生活の象徴として「洗濯物」が度々、また『麦秋』と同じような「雲が棚引く空」が挿入されます。</p>

<p>〈12〉大阪に住む大阪志郎が演じる三男の位置づけ描かれ方が、今ひとつ不十分に感じられました。</p>

<p>〈13〉『晩春』『麦秋』で殆ど登場しなかった宗教（仏教/神道等）が『東京物語』ではお寺での仏教式葬儀やお墓の描写でしっかりと出てきます。</p>

<p>〈14〉『東京物語』の最後では、結局年老いた笠智衆と残された未婚の末娘である香川京子が『晩春』と同じような状況に置かれることになります、、、、　　<br />
　　　<br />
　＜また香川京子を小学校の先生役とし、尾道の小学校の授業風景を取り入れることにより、未来への明るい希望のようなものを感じさせています、、、＞</p>

<p>〈15〉『晩春』『麦秋』『東京物語』三作とも　鉄道（の絵）がかなり上手く巧みに使われていると思います。</p>

<p>〈16〉クラシック音楽作品の編成で例えるなら　『晩春』がヴァイオリンとピアノのソナタ、『麦秋』は弦楽六重奏曲　そして　『東京物語』は４楽章の交響曲作品です。</p>

<p>〈17〉「諦観の思想」を２時間１５分のなかで、淡々と語りつくした『東京物語』は　やはり日本を代表する映画作品の一つであると確信しました。<br />
 <br />
　相も変わらず　まとまりのない感想を書き連ねましたが、『晩春』『麦秋』『東京物語』<br />
の三作品を　いつの日にか　もう少しじっくりと多角的に比較分析してみたいとも思います。<br />
 <br />
そして、鑑賞者に色々な解釈/観方を可能にする小津安二郎の映画作品は　真に「自由に開かれた映画作品」だと思います。（2011.10.23）<br />
 <br />
　庵頓亭主人</p>]]>
        
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    <title>KOUYOU - nous_gallery</title>
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    <published>2011-10-31T09:26:09Z</published>
    <updated>2011-10-31T09:33:58Z</updated>

    <summary> ...</summary>
    <author>
        <name>mimura_admin</name>
        
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        <![CDATA[<div class="pg"><a href="http://www.cafe-nous.com/nous_gallery/images/cafe_nous044.jpg" title="cafe NOUS Title image：KOUYOU"><img alt="KOUYOU" src="http://www.cafe-nous.com/nous_gallery/images/cafe_nous044.jpg" width="520" height="131" class="mt-image-none" style="" /></a></div>
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    <title>無藝荘後日談[2]『麦秋』を観て - カンガエドコロ</title>
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    <published>2011-10-28T08:17:23Z</published>
    <updated>2011-10-28T08:25:06Z</updated>

    <summary>先の『晩春』に続いて『麦秋』をじっくりと鑑賞いたしましたので、その感想を何時もな...</summary>
    <author>
        <name>izumi_ishii</name>
        
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        <![CDATA[<p>先の『晩春』に続いて『麦秋』をじっくりと鑑賞いたしましたので、その感想を何時もながらのアトランダムで綴りたいと思います、、<br />
 <br />
〈1〉昭和26年に芸術祭参加作品として撮影・封切された『麦秋』は明らかに２年前の『晩春』の続編（姉妹編）として企画・制作された作品で　それは家族劇としてのストーリーは言うまでもなく、配役や場面の設定など様々な面で明確に読み取れます</p>

<p>〈以下具体的に、、〉<br />
a）まずタイトルそのものが　「春」にたいして「秋」です　<br />
b）『晩春』は海岸に打ち寄せる波でエンドとなるが　『麦秋』はまさに海岸に打ち寄せる波の映像からスタートする（どういう訳かそこには　子犬が挿入されが、、、）<br />
c）姓は変えてあるが主要登場人物の名前は同じ（父・娘・その女友達ｅｔｃ　）<br />
d）主な場面を構成する鎌倉の家が共に殆ど同じ造りのもの＜但し『晩春』に頻出した、玄関を捉える画面に登場する「ミシン」（＝不在の母の象徴）はここには出てきません＞　<br />
e）勤務地/東京と生活の場/鎌倉を列車で行き来する設定は同じ<br />
f）同じ名前の飲み屋（多岐川）の登場<br />
 <br />
　＜以下　おもに両作品を比較しながらの感想を披瀝していきます、、＞<br />
 <br />
〈2〉『晩春』が最少家族だったのに対して『麦秋』の方は大家族を中心に据えてともに　結婚適齢期？の娘の結婚を機に家族(の一部)が離別していく様を描いていきます<br />
 <br />
　＜『晩春』は基本的に二人の登場人物に焦点を合わせたストーリー展開で無駄のないほぼ完ぺきな造りだが、『麦秋』の方は人物が多いだけ少し話が込み入っておりまた様々な挿話もあり若干散漫な印象を与える＞<br />
 <br />
〈3〉『麦秋』も制作された時代背景（戦後６年目でサンフランシスコ講和締結）をいやというほど感じさせる<br />
　　　<br />
a）戦争からの未帰還者の存在（原節子の次兄）<br />
b）子供の多さ（戦後のベビーブーム）<br />
c）朝鮮特需による景気の上向き、多少の社会の落ち着き<br />
d）踏切に掛かった表示の英文併記（占領軍向け）<br />
 <br />
〈4〉多分観客として想定された様々な立場の女性達を考慮して、女優陣に彼女たちの共感を得る役柄（はまり役）を適格に演じさせている<br />
　　　　<br />
　　原節子＝適齢期を少し過ぎた娘のあるべき姿<br />
　　東山千栄子＝娘の幸せな結婚を案ずるあるべき母親の姿<br />
　　三宅邦子＝大家族の中でのあるべき嫁の姿　=>　舅・姑・小姑との関係<br />
　　杉村春子＝男やもめの一人息子の行く末を案じるあるべき母親の姿<br />
　　淡島千景＝婚期を逃す料亭の一人娘のあるべき姿<br />
 <br />
〈5〉日本文化・風景としては　歌舞伎や築地の料亭が登場し　鎌倉大仏と奈良の里山や屋敷、風に揺れる実りの麦畑など　日本のあるべき原風景が最後に堂々と描かれます<br />
 <br />
〈6〉新たに導入された視点としては　中央（東京）と地方（秋田/奈良）の問題が提示されます<br />
 <br />
　　＜　これは　律令制時代から続く日本の基本的な問題構造です　＞<br />
 <br />
〈7〉東山千栄子の登場は、この後の『東京物語』を準備する役どころで、娘の結婚による幸せを願う　あるべき日本の母親の姿を存在感溢れる（？）無表情で演じ切ります<br />
 <br />
　　＜　チェホフ『桜の園』のラネーフスカヤ夫人以上の当たり役です　＞<br />
　　　<br />
　　＜　家族写真を撮る場面で、その後父・母の二人だけで撮るのは　まさに『東京物語』への橋渡しの意味を持ちます、、、＞<br />
 <br />
〈8〉家庭で大人だけでケーキを食べる場面が二度ほど出てきますが、小津はケーキのもつ華やぎ・贅沢さに敏感なようです、、、、、<br />
 <br />
　　＜　『晩春』でもケーキは重要な役割を持っていました、、、、＞<br />
 <br />
〈9〉原節子が歳の離れた資産家の二男の縁談を蹴り、家族皆が懸念する子持ちの後妻を選択し秋田へ行くのは、相手の人柄、信頼性、確実性を重視する点で　女の幸せの観点からは説得的な合理的判断です<br />
 <br />
〈10〉適齢期の女性を　既婚派　対　未婚派で対比させたり、二人の幼い男の子達の反抗期を描いたりした、多彩な挿話の盛り込みときめ細かな演出は　芸術祭作品にふさわしい豊かな出来栄えです<br />
 <br />
〈11〉基本的に善人しか登場せず、多少の波乱や起伏のドラマはあものの全体に静かに時が流れて行く感じは、鑑賞後には充実した感動を与える秀作です<br />
 <br />
　　＜　逆に、そこが　時代に敏感な当時の若手映画人から疎んぜられた？　理由かも知れません、、、、＞<br />
 <br />
〈12〉音楽は、女声合唱やオルゴールの調べが使われており、内容にふさわしい暖かく落ち着いたものになっています<br />
 <br />
〈13〉チボー家の人々」「麦と兵隊」など　言及される文学作品もよく考えられています<br />
 <br />
〈14〉２度ほど挟まれる「大空」の映像の意味は今一つ不明です<br />
 <br />
　　＜一つは風船が流れていき、一つは単なる秋の空です、、、＞<br />
 <br />
 <br />
『晩春』以上に纏りの無い感想になってしまいましたが、『麦秋』は繰り返し鑑賞する価値のある　見どころの多い素晴らしい作品です、、、、、（2011.10.9）<br />
 </p>

<p>庵頓亭主人</p>]]>
        
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    <title>和田新監督、応援してまっせ！ - letters</title>
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    <id>tag:www.cafe-nous.com,2011:/letters//2.769</id>

    <published>2011-10-27T09:09:47Z</published>
    <updated>2011-10-27T09:22:50Z</updated>

    <summary>以下の文は、きのうの「この間の映画備忘録」に書いたのだけど、なんかいっしょにする...</summary>
    <author>
        <name>izumi_ishii</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.cafe-nous.com/letters/">
        <![CDATA[<p>以下の文は、きのうの「この間の映画備忘録」に書いたのだけど、なんかいっしょにするのも変なので、別にして（きのうの記事からカットして）ここに掲載します。</p>

<p>......ところで、阪神タイガースの新監督に和田豊が決まったようだけど、彼はぼくの従兄弟なの知ってますか？　知るわけないか。10月24日、事務所近くのコンビニで日刊スポーツの一面に彼の顔がでかでかと出ているのを偶然見つけ、ビックリしました。家に帰り豊くんの両親（千葉県在住のぼくにとってのおじ・おばさん。昔から親しくしていただいている）に電話したら、本決まりはまだ、と言われたけど。</p>

<p>でも、前から有力候補ではあったし、今回は間違いないだろう、と思っていた。今朝の「朝日」に「決まった」と出ていた。28日に会見発表とのこと。</p>

<p>小さいころはユーちゃんと呼んでました（少しあとからユタカくん）。歳はかなり離れているのに（むろん彼のほうが年下）、野球もいっしょにやったりしてました。プロレスごっこをしては、よく泣かして、親に叱られたもんです。ユーちゃんも、とうとう、ここまで来たか！　親類縁者で唯一の有名人なので、ついでに自慢しちゃいます！</p>

<p>それにしても、プロの選手になって以来、滅多に会えなくなっちゃったのが少しつまらないけど、仕方ない。プロ野球の世界は、旅から旅へ一種の「渡世人」の世界というか、そういうもんですよね。これからまた、選手だったときのように、テレビ見ながら応援すっからね。新親分、がんばってくんなせーっ！</p>]]>
        
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