アリ研の皆様
豊田市の大学へ勤務して2年目を迎えました。
昨年度、大学の地域への貢献を目的に小職が中心となり、行政が行うタウンミーティングや企業が行う従業員向けの調査ではなく、大学が第三者機関として「豊田市民の声」を広聴するために「豊田市まちづくり懸賞エッセイ2007」を企画しました。
現在、どこの自治体でも産官学NPOの「協働」によるまちづくりが盛んにおこなわれていますが、この企画では大学とNPOが連携して主催し、行政、企業、マスコミが支援するというスタイルを重視しました。因みにこのNPOは、トヨタ自動車OBが中心になって活動されています。昨年実施で約400通の応募がありました。また、メンバーのSさんのご協力により、Sさんの会社の方も2名受賞されました。とてもすばらしい作品です。下記のホームページから見れますので、覗いていただきたいと存じます。
ここで寄せられた「生の声」を分析して、行政や企業に伝えて行くことにより、大学やNPOとしてPDCAを回しています。とりわけ多かった意見が、平成の大合併で7市町村が合併した現在の豊田市は、中心市街地周辺では道路交通環境が整備されつつありますが、新しく合併された側の旧6町村では道路環境の整備が遅れています。寄せられた意見の中で最も多かった声が、中学生や高校生の朝夕通学時における自転車、歩行者事故への恐怖体験でした。こうした観点からは道路延長のためでは無く、歩道、自転車道の整備(質の向上)のために「道路財源の確保」は必要であると感じました。
再来週には、大学近隣の「逢妻地区(約10000戸)」小中学校、地域関係者の方々と一緒に、半日かけて「地域の安全確保(交通、防犯)」の観点から現地調査に参加する予定です。こうした経験を教育モデルにして、本学の学生たちを積極的に地域活動へ「協働」参加させてゆきたいと考えています。
さて、一昨日、後援依頼団体であるトヨタ自動車さんから「豊田市まちづくり懸賞エッセイ2008」実施について名義使用許可を頂けました。2007に続き、豊田市、豊田商工会議所、豊田信用金庫、中日新聞さんなどにも後援していただいています。その内容を昨日大学HPへアップしました。昨年度の受賞作品と合わせて覗いてください。
http://www.gakusen.ac.jp/u/machi/essay_bosyuu.html
現在、8月2日に本学部創設10周年企画「まちフェスタ in みかわ」という企画を進めています。次回は、この企画がHPにアップされたらご紹介いたします。日本野鳥の会にもご後援を頂いている企画で、洞爺湖サミットを念頭に置いて、三河地域の市民向けに環境問題を中心に豊田市長やトヨタ自動車さん、朝日新聞から天声人語の執筆担当者、地元の児童文学作家や市民代表として環境カウンセラーなどを講師としてお招きしたり、名古屋グランパスや清水エスパルスのフィジカルコーチなどにも声をかけてスポーツ=健康をテーマに加え、1日楽しんでいただくという企画です。さらに地元の農業指導員や農林高校に協力してもらい、ファーマーズマーケット(地産地消を超えた、生産者が生産プロセスを直接消費者に伝えながら販売する)を開催します。またトヨタ自動車のご協力により、屋外での東海地震対策を想定したハイブリッドカーの活用や減災イベントなどを企画しています。
当然のことながら、大学の教員や職員は理論・理屈には長けていますが、こうした企画には口は動きますが、なかなか身体がついてきてくれません(笑)。この企画、プログラムの構想から講師依頼、後援名義の依頼、さらには愛知県教育委員会や豊田市教育委員会に掛け合って、豊田市内の小中学校、高校の校長会で紹介してもらい、全小中学校、高校へ案内を配布してもらうなど、大汗かきながら研究室に泊りの日も含め頑張ってます。東海地区の皆様、ぜひ、ご参加ください!
長くなりましたが、近況報告です。
三村



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