fuji
nous letter
2010年7月 1日 12:23

ジャンベの誘惑

ジャンベを買った。
西アフリカの伝統的打楽器。
ジャンベはDjembeとアルファベット表記する。正しくはジェンベと発音するようだが、まあ、どっちでもいいことだ。
一般的な呼び方のジャンベで通そう。

100706.jpg木をくりぬきヤギの皮を張ったこの太鼓はギニアが発祥の地とされているが、コートジボワールあるいはマリ産のものも知られている。
それぞれ、それなりに高価である。
インドネシア製の安価なジャンベも近年でまわっている。しかし、作り方も音色もアフリカのものとは別物と考えたほうがよさそうだ。
アフリカの本場物は、普通に4〜6万円ほどする。
ネットで調べていたら、期間限定で30%OFFのセールがあったので、迷ったすえ買うならいまだと、コートジボワールのものを購入した。

この9月に、地域の老人介護施設で慰安のためのミニコンサートが予定されており、私も地元のバンド仲間たちとボランティアで出演することになっている。
ドラムセットをつかうには大掛かりになってしまうし、演目や音量などの点でやや適切でない面もあるので、「ストリート」でよく用いられ、やはり手で叩くカホンという打楽器で演るつもりだった。
しかし私は、以前小さなライヴで聴いて以来ジャンベでの演奏に魅力を感じていた。誘惑されていたといってよい。
ちょうどいい。この際1、2曲でもジャンベを叩いてみたいと思っている。

私は、まったくのジャンベ初心者。
だけど、高・中・低の3種の音が出せるジャンベで、激しくない程度にリズムをとることくらいならやってできないことはないだろう。たぶん。
演奏会まで、まだ2か月くらいあるし、休日に少しは練習できる。

お年寄り相手なので、昔の演歌やアコースティックな親しみやすい曲が中心になる。
美空ひばりの唄にジャンベの伴奏!なんて受けるかどうかわからないけど、ゆっくりなテンポで演奏するつもり。

この小さな「冒険」が、わずかなりとも人々の胸の鼓動と共振できるとうれしい。

コメント(3)

wahei |2010年7月 3日 04:12

ジャンベデビュー、おめでとうございます!

「扉をたたく人」という映画があるのですが、その主人公も、ひょんなきっかけでジャンベを始めることになるのですが、そのジャンベが、彼の殻を破っていくきっかけになるというものでした。DVDが出ていたら、ご覧になってはいかがでしょう?

老人保健施設の方に聞いたお話ですが、認知症の方に、意外にラップが反応があっていいそうです。僕は最初、「若いスタッフの趣味なのかな?」と思っていましたが、違いました。リズムがなにか人の心を揺さぶる効果があるんですね。

庵頓亭主人 |2010年7月 3日 18:35

打楽器「ジャンベ」への挑戦 心から声援致します。 小説『河岸忘日抄』(堀江敏幸)でも印象的に扱われていた フランス+アフリカの薫りがする太鼓の音は、意外にも日本のド艶歌/ひばり にピッタリかもしれませんね、、、
<と言っても、実はジャンベの音がどんなだったか ハッキリと同定出来ませんが、、、>


どちらにしても 打楽器それもアフリカがオリジンのものは、川田順造氏ではありませんが 言葉以前の 人間の根源的な情動を表現するのに最適なものなのでは?とも 思いますが、、、

石井 |2010年7月 5日 15:25

ども。

この休日、少し叩いてみましたが、叩く打面や手の場所、形でぜんぜん音色や響きかたが違ってくる。はじめてでもそれなりに音はでるけど、3音をどう組み合わせて多声的に演るか、なかなかに奥が深そう。

手の平や指をつかって打ったり、ひも(ロープ)のテンションで調律するところなんか、鼓など日本の伝統打楽器との共通点もあり、おもしろい。
「修業」のかいがありそう。どれだけ「打ち込めるか」だけど、、、
早く他の楽器と音合わせしてみたい、です。

遅れましたが、写真を本文にアップしておきます。

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Profile

石井 泉/いしい いずみ
東京出身。明治学院大学文学部フランス文学科卒。長きにわたり、出版社、編集プロダクションに在籍、主に科学・芸術関係の雑誌、書籍編集およびデザイン、公共施設の展示プランニング等を手がける。2006年に独立し、「エディション・ヌース」として事務所を開設。科学・芸術・哲学の領域を、横断的な視点で編集・表現していく感性と技を模索しつづけている。最近は依頼に応じてエッセイの執筆なども行う。