fuji
nous letter
2011年12月21日 16:58

Happy Christmas!

きょう、仕事で編集会議があったので、新宿の副都心に行ってきました。

高層ビルの37階にある会議室の窓からふと地上を見ると、他のビルの出入り口あたりの空間に巨大なイチゴケーキの立体模型のようなものが見えます。でも、なんか、ちょっと変。ピサの斜塔のように斜めに傾いでいるし、人がその上を歩いていたりするのです。

会議が終って、昼食を会議の出席メンバーといっしょにとった後、そのなかの好奇心駆動型女子2名とその変なブッタイのあるところに行って「現場検証」してみることにしました。

その証拠がこの2枚の写真。正反対のアングルから撮ったものです。

111221-1.jpg111221-2.jpg

そう! それは一種の「だまし絵」だったのです。

立体のオブジェではなくて、まったくの平面に描かれたイラストレーション。絵の輪郭にそって切り取られた少し柔らかめの「板(シート)」が石畳の上にベタっと置いてあるだけ。それが、見る角度によって、ググーッと立体状に起ち上がってくるのです。おーっ、パチパチパチ(拍手)。

私はこの手のだまし絵(アナモルフォーズ)とか認知科学的視覚の遊びが昔から大好きなので、うれしくなって、近くに寄ったり離れてみたり、見る位置をいろいろ変えてみたりで、みょーれいの女性2人といっしょにはしゃぎまわてしまったのでありました。
近くを歩いている人たちは、この「作品」のトリックに気がついているのかどうか。不審げにわれわれ3人を横目で見ながら、足早に通り過ぎていくのでありました。

まさにHappy Christmas を先取りしたかの愉快なひと時。

みなさまも、どうぞ、ハッピーなクリスマスをお迎えください!

コメント(2)

庵頓亭主人 |2011年12月23日 00:05

石井さま

東京/新宿の副都心のビル街にも だまし絵(trompe-l'oeil)が出現したの
ですね、、、、、、

私は、専らフランスの都市の建物の壁とか イタリアの教会堂の天井画などで
これらの「だまし絵」を経験しました。

新宿のクリスマスに出現した「だまし絵」は、とっても素敵な試みのように
思います、、、、、


庵頓亭主人

iz ishii |2011年12月25日 12:30

そうそう、フランス語でトロンプ・ルイユというのでしたね。いま、少し流行ってるみたいですよ。現実と言われるものが、とても不確かなもので、一瞬で姿を変えてしまうものであることを示しているからかもしれませんね。

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Profile

石井 泉/いしい いずみ
東京出身。明治学院大学文学部フランス文学科卒。長きにわたり、出版社、編集プロダクションに在籍、主に科学・芸術関係の雑誌、書籍編集およびデザイン、公共施設の展示プランニング等を手がける。2006年に独立し、「エディション・ヌース」として事務所を開設。科学・芸術・哲学の領域を、横断的な視点で編集・表現していく感性と技を模索しつづけている。最近は依頼に応じてエッセイの執筆なども行う。